Pub.No. 5991-6791JAJP
治療用タンパク質を PEG 化することにより、溶解性の向上、免疫原性の低下、半減期の長期化、プロテアーゼからの保護効果など、薬剤の物理化学的性質や生物学的性質が改善され、治療用タンパク質の価値が大幅に高まります。PEG 化タンパク質より分子量の大きい不純物を検出するには、サイズ排除クロマトグラフィー (SEC) が最適です。一方、PEG 化タンパク質の SEC では、PEG (ポリエチレングリコール) が介在してシリカ固定相との相互作用が生じ、回収率の低下やピーク形状の劣化、過度のテーリングにつながることが大きな課題となっています。このアプリケーションノートでは、シンプルで高感度の SEC メソッドを用いた、PEG 顆粒球コロニー刺激因子 (PEG GCSF) の純度の測定について取り上げます。
分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
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キーワード | PEG、サイズ排除クロマトグラフィー、SEC、PEG 顆粒球コロニー刺激因子、PEG GCSF |
掲載年月 | 2016/06 |
ページ数 | 6ページ (PDFファイルサイズ 755kB) |