Pub.No. 5991-0571JAJP
Agilent 7200 シリーズ GC/Q-TOF システムとMass Profiler Professional (MPP) ソフトウェアを用いて、新規抗真菌薬候補の酵素標的を正確に決定するための酵母ステロールの代謝プロファイリングを行いました。エルゴステロール生合成経路中間体の相対濃度を調べるターゲット分析に、精密質量高分解能GC/Q-TOF 技術による非ターゲット分析を組み合わることで、きわめて包括的な結果が得られました。電子イオン化(EI) によるスペクトル情報を、MS/MS の精密質量プロダクトイオンスペクトルデータにより補完し、薬剤治療により酵母中に蓄積する化合物を同定しました。
分野 | メタボロミクス |
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キーワード | 酵母、 ステロール、 代謝、 プロファイリング、 GC/Q-TOF、 7200、 MPP、 |
掲載年月 | 2013/01 |
ページ数 | 12ページ (PDFファイルサイズ 859kB) |
クロマトグラフィーデコンボリューションを用いれば、同じ分子式をもつ共溶出化合物を分離できます。左図では、同じフラグメントイオンをもつ共溶出化合物の抽出イオンクロマトグラム(EIC) を重ねて表示しています。右図では、MassHunter デコンボリューション実施後に得られたこれらの化合物のうちの1 つ(4,4-ジメチル-8,24-コレスタジエノール) の化合物クロマトグラムを示しています。