食品中の水銀のスペシエーション

Pub.No. 5991-0066JAJP

HPLC-ICP-MS 法による食品中の水銀のスペシエーション

水銀の分析では低い検出下限が求められるため、おもに GC-ICP-MS メソッドが用いられます。しかし、最先端の ICP-MS システムは感度が向上しているため、最近では、HPLC を用いた低濃度の Hg のスペシエーションも実用的な選択肢となっています。HPLC と ICP-MS の組み合わせは、両機器の接続が簡単であるという点で魅力的です。また、GC 分析とは異なり、水銀の誘導体化をおこなわずに、サンプルを直接 HPLC システムに注入できます。サンプルを直接注入することにより、サンプル前処理が大幅に簡略化され、化学種の変化の可能性を最小限に抑えられるほか、分析手順全体のコストも削減できます。

分野 食品および飲料検査環境
キーワード HPLC-ICP-MS、 食品、 水銀、 スペシエーション、 ICP-MS、 Mercury、 Hg 
掲載年月 2013/01
ページ数 6ページ (PDFファイルサイズ 661kB)

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使用分析装置

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Agilent 1260 HPLC & Agilent 7700x ICP-MS

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分析結果の一例

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グラジエント条件下での水銀種の分離