Pub.No. 5990-8169JAJP
近年、乾燥血液スポッティング(DBS) が医薬品ラボで広く使用されるようになっています。最近の薬品業界では、新規化学成分の前臨床および臨床試験が注目を集めており、その結果、医薬品企業は、新しい対象化合物のサンプル保管や血液サンプル分析に DBS を使用するようになりました。従来の生体分析は常に血漿で行われてきましたが、患者に関する薬物分析で血液か血漿かどちらが最適な選択であるかついては議論の分かれるところであります。
乾燥血液スポッティングカードは一般に血液に使用されていますが、その他の生体液も非セルロースカードにスポットし、LC-MS/MS で分析することができます。乾燥血漿スポットは、保管に広いスペースが必要な冷蔵血漿よりも保管に便利で、サンプルの安定性も冷蔵保存よりも優れています。15 μL の血漿を紙の上にスポットし、2 時間以上乾燥させます。
スポットから 2~4 mm のコアをくり抜き、次に溶媒を使用して対象化合物を脱着させ、LC-MS/MS で分析します。
分野 | バイオ医薬品および医薬品 |
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キーワード | 乾燥血漿スポッティング、DMS、スポット、DMSカード、乾燥血漿スポッティング |
掲載年月 | 2012/01 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 443kB) |