可搬型 GC/MS による化学兵器物質の分析

Pub.No. 5990-6396JAJP

可搬型 GC/MS による化学兵器物質の分析

高速ガスクロマトグラフィ/質量分析 (GC-MS) を用いた、幅広い揮発性を持つ化学兵器物質を検出する手法を紹介します。LTM (Low Thermal Mass : 低熱容量) により加熱した GC カラムモジュールをオーブン内に配置することで、O-イソプロピルメチルホスホノフルオリダート (GB、サリン)、O-ピナコリルメチルホスホノフルオリダート (GD、ソマン)、bis (2-クロロエチル) スルフィド (HD、硫黄マスタード)、シクロヘキシルメチルホスホノフルオリダート (GF)、O-エチルS- (2-ジイソプロピルアミノエチル) メチルホスホノチオラート (VX) などを含む混合物を水素キャリアを用い、高速 GC カラム昇温プログラムと合わせ、3 分以内に高速分離させました。

分野 セキュリティ、防衛、初動対応
キーワード 化学兵器物質、可搬型 GC/MS、LTM 
掲載年月 2011/10
ページ数 6ページ (PDFファイルサイズ 232kB)

アプリケーションノートを見る
(PDF 233KB)

使用分析装置

使用分析装置 イメージ画像

Agilent 5975T LTM GC/MSD

見積フォームを開く

分析結果の一例

分析結果の一例 イメージ画像クリックして拡大表示ができます。

室温での SPME ヘッドスペースサンプリングにより
汚染されたカーペットから採取された CWA の回収