ハチミツ中クロラムフェニコール、フロルフェニコール、チアンフェニコールの測定

Pub.No. 5990-3615JAJP

Agilent BondElut OPT SPE カートリッジと LC/MS/MS によるハチミツ中クロラムフェニコール、フロルフェニコール、チアンフェニコールの測定

ハチミツに含まれる 3 種類の残留抗生物質、クロラムフェニコール (CAP)、フロルフェニコール (FF)、チアンフェニコール (TAP) を同時に測定するメソッドを開発し、有効性を確認しました。液液抽出と固相抽出 (SPE) により分析化合物を精製し、ネガティブイオンマルチプルリアクションモニタリング (MRM) モードのエレクトロスプレーイオン化タンデム質量分析と組み合わせた液体クロマトグラフィ (LC-ESI-MS/MS) により定量しました。内部標準としてクロラムフェニコール-D5 を使用しました。再現性、性能の十分性、定量結果により、メソッドの有効性が実証されています。

このメソッドでは、ハチミツに含まれる 3 種類すべての抗生物質について、サブ ng/g ~ ng/g 域の定量下限が得られます。全体の回収率は 74.9 ~ 107 % で、RSD 値は 0.5 ~ 9.7 % です。ダイナミックキャリブレーションレンジは、クロラムフェニコールとフロルフェニコールで 0.1 ~ 20.0 ng/g、チアンフェニコールで 1.0 ~ 20.0 ng/g です。

本メソッドを使えば、ハチミツに含まれる残留クロラムフェニコール、フロルフェニコール、チアンフェニコールについて、高速で簡単、かつ効率の高いモニタリングを実施できることが実証されています。

分野 食品および飲料検査
キーワード クロラムフェニコール (CAP)、フロルフェニコール (FF)、チアンフェニコール (TAP) 、 ハチミツ 
掲載年月 2009/08
ページ数 6ページ (PDFファイルサイズ 273kB)

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