Pub.No. 5989-9733JAJP
プロテインA は、黄色ブドウ球菌の免疫グロブリンFc 領域(IgG) 受容体で、ポリクローナル/モノクローナルIgG との強い親和性を持つタンパク質です。IgG の分取/生産スケールの精製には、固定化したプロテインA 受容体をクロマトグラフィー媒体で分離する方法が一般に使用されています。プロテインAクロマトグラフィーでは、高い選択性と回収率により、複雑な混合物からIgGをワンステップで分離できます。また、選択性と回収率が高いという同じ理由から、プロテインA クロマトグラフィーは分析スケールでの利用も可能です。HPLC 用バイオモノリスプロテインA カラムを使用すれば、複雑な混合物や純粋なサンプルに含まれるIgG の分析分離/定量作業を高速化できます。ここでは、簡単なメソッドを紹介して、実際にバイオモノリスプロテインA カラムがヒト血漿からのポリクローナルIgG の分析分離/定量に利用できることを示します。ここに示すメソッドは、大規模なIgG 生産の全工程にわたる発酵力価のモニタリングにも使用できます。
分野 | バイオ医薬品および医薬品、プロテオミクス |
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キーワード | プロテイン、プロテインA、 IgG、ポリクローナル、バイオモノリス |
掲載年月 | 2010/02 |
ページ数 | 4ページ (PDFファイルサイズ 269kB) |