ヘリウムコリジョンモードの抗ウィルス薬の半定量分析

Pub.No. 5989-9443JAJP

ヘリウムコリジョンモードの Agilent 7500ce ICP-MS を用いた抗ウィルス薬の半定量分析

コリジョンガスにヘリウムを用いたAgilent 7500ce ICP-MS による医薬品サンプルの高速半定量元素スクリーニング手法を紹介します。ヘリウムガスを流すことで多原子イオン干渉が除去されるため、スクリーニング目的での薬物錠剤の高速元素分析が可能です。この半定量分析に使用した元素には、通常は多原子イオン干渉の影響を受ける元素が含まれています。しかし、今回 3 つの異なるバッチから得た薬物錠剤の半定量微量金属プロファイルは、定量分析で得たプロファイルと一致しました。このメソッドは実際の医薬品製造チェーンにおける高速分析手法として使用できるものと考えられます。

分野 バイオ医薬品および医薬品
キーワード コリジョンガス、 ヘリウム、 薬物錠剤、 高速元素分析 
掲載年月 2009/04
ページ数 6ページ (PDFファイルサイズ 217kB)

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使用分析装置

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Agilent 7500ce ICP-MS

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分析結果の一例

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ヘリウムモードで半定量分析した抗ウィルス薬中の Cd 同位体。m/z 111 で標準化した予測同位体比を重ねて表示しています。半定量結果は約 5 pptです。