Pub.No. 5989-2982EN
魚加工食品をもとにした魚種同定の例として、DNA ベースの分析方法を示した。(タンパク質のプロファイリングの方法があるが、標準品が必要であることと加工工程でのタンパク質の変性の可能性などの理由により信頼性があまり高くない。) 本方法は、全ての魚類に共通して見出されるシトクロム-b 遺伝子から 464 bp のターゲット配列を増幅し、その増幅産物を制限酵素で分解した (RFLP)。
9種のサケ科魚種と 10種のタラ科魚種を PCR-RFLP (制限酵素 : DdeI、HaeIII、NlaIII) で識別できた例を示した。タラ科に関しては 10種のうち 9種が制限酵素 DdeI だけで識別できることが示された。
分野 | 食品および飲料検査 |
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キーワード | 食品安全性、魚種同定、RFLP |
掲載年月 | 2001/09 |
ページ数 | 8ページ (PDFファイルサイズ 235kB) |
PCR-RFLP patterns obtained from salmon and trout with enzymes DdeⅠ and HaeⅢ