Pub.No. 5989-0182JAJP
このアプリケーションノートでは、豚肉中のスルホンアミド系抗菌剤を分析するための簡便な手法を紹介します。サンプル抽出は酸を添加したメタノールで行い、遠心分離を経て抽出物の一部を水で希釈した。そして、この希釈液を直接、大気圧化学イオン化を用いたLCMSにて分析した。全成分は5 分以内に溶出した。内部標準を用いて、50 ppb(ng/g)の添加試験にて7種のスルホンアミドの回収率は84%-118%の範囲であった。検出限界は10-25 ppb であることが分かった。固相抽出によって精製したサンプルと簡便な抽出法の比較、およびスクリーニング(最大感度)と同定(フラグメントイオン生成)のための質量選択型検出器の設定の比較も行われた。Agilent の四重極質量選択型検出器の高い感度により、ハイスループットな分析が要求されるラボでも希釈クリーンアップのテクニックが使用可能となった。
分野 | 食品および飲料検査 |
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キーワード | 5989-0182JAJP |
掲載年月 | 2004/07 |
ページ数 | 16ページ (PDFファイルサイズ 393kB) |